2016年2月17日
真鍮製オーダーメイドのオリジナル・特注バックルのオーダー
真鍮製オーダーメイドのオリジナル・特注バックルのオーダー
Original Metal Buckle Fittings
– 村上淳さまSHANTII用真ちゅう削りだしバックル –
モデルで俳優、デザイナーと多彩な才能をお持ちの村上淳さまより、オリジナルピンバックルの3度目のリピートを頂きました。
約7年ほど前になりますが、村上さん自ら当社のショールームまで足を運んで頂、幾度となる打ち合わせを重ねた結果、全て手作りの真鍮製、ピンバックルを作成いたしました。
真鍮の板から、彫刻機という金属を自由な形に成形する機械で、荒削りし、当社で、面取りの加工直後のバックルです。ナチュラルな真鍮の色が優しいですね。
村上淳さんのエンジニアブーツのラインに合うように曲線を付けていきます。もちろん、これも一つ一つ手作業です。
曲げ加工後のバックル。
ピンの先が乗るように、もう一つの部品をロー付け(純銀を使用した、非常に強度のある溶接技術)
これから、最終工程のピンの取り付けに移ります。
ピンの取り付けも、もちろん手作業です!
大小頂いた注文の、大きいダブルピンバックルです。
納品する前に、当社秘伝の艶出し加工を施し、光沢を出した真鍮の状態にします。真鍮の味わいを楽しめると思います。
村上淳さんのこだわりにより、手作り、メッキなしの非常に珍しい、ダブルピンバックルの製作風景でした。
– 東北のお客様からのバックルのご注文 –
今回はお客様からお預かりした原型を元に砂鋳物の型を作成し、生産を始めます。
これから、光沢を出し、メッキを加工する作業に入ります。
メッキを取り付けた後に、ピンが異常無く取り付けてあるか、再度確認します。
手前が原型、奥が生産直後のバックルの生地の状態。
光沢、メッキ加工後のバックル。光沢が素晴らしいと思いませんか?
群馬にお住まいのお客様より、世界に一つだけの、ロゴ入り、オリジナルバックルでした。
– 丸線を成型した長方形のオリジナルロゴ入りのバックルです –
お客様から頂いたデザインと照らし合わせながら、指定されたカーブに合わせて、原型を作成して行きます。
3種類の注文でしたので、3型分原型を作成して行きます。
ロゴをどうしても刻印したいとのご要望にこたえて、原型にもしっかりと、刻印を入れていきます。
お客様から頂いた、イラストや、デザインに忠実に作成していきます。
原型を元に、ラバーキャストで鋳造し、BZ(アンティーク薄め)のメッキを付けました。
大・中・小、3種類のピンバックルの完成!
こだわりを持ち、ハンドメイドの靴、ブーツを作られていらっしゃるお客様から、真ちゅう製オリジナルロゴ入りバックルの依頼を頂きました。
真ちゅう生地磨き仕上げのみで、真ちゅう特有の経年劣化を楽しめる仕上げのひとつです。
まずは、大/小各300セットのご注文で、真ちゅうの素材をご希望でいらした為に、大型プレス機を使用したフレクションと言う製法で、作成させて頂きました。
小さそうに見えますが、鉄の塊の為、これで数トン~数十トンもの重さがあります。
ブーツのバックルとして使用される為に、ピンを取り付け、弊社の面取り、艶だし加工を施し、頂いた図面と繰り返し照らし合わせ、確認作業を続けて行きます。
大きさのチェック。
バランス、光沢、艶のチェック
刻印は間違えないか、文字の形は問題ないか、とにかくこの確認作業が大切なんですね~。
小さくて繊細な凸文字の連続ですが、問題なく表現されています!
メタルハウスでは、オリジナルのボタン、ホック、チャーム、ネームプレートと、さまざまなオリジナル金具の依頼を受けますが、最近では、会社の社員用に、結婚式の記念品として、またセールスプロモーションの販促品としてなど、沢山の業種のお客様向けにオリジナル金具を作らせていただいています。
関西で建設業を営んでいらっしゃるお客様より、会社名の頭文字の”N”をモチーフにした、オリジナルバックル金具と、それに付随する革ベルトのご注文です。
数十本のご注文でしたので、全て手作業で製作いたしました。
全ては見せられませんが、作業風景をご覧に入れます。
まずは、格好が良いので、完成品をお見せします。
でわ、作成風景に戻りましょう。
まずは、高速回転で、鋼製の(日本刀と同じ材料)の刃(ハ)で、材料となる真ちゅうの板より、Nのマーク削りだして、形を作成します。 これが、危険な作業で、熟練の技が必要です。
削り出した後に、体のラインに合うように曲線を一つずつ付けています。
曲線の具合を確認しながら、慎重に曲げていきます。
ベルトの穴に引っ掛けるパーツを電気溶接で仮止めします。
仮止めした直後のNバックルです。この時にも、お客様から頂いた図面と照らし合わせながら確認していきます。
この確認作業が商品の良し悪しを決めていく、大切な工程です。
仮止めされたNバックルのベルトループと、先ほどのパーツをロー付け(純銀を使用した強度の高い溶接方法)していきます。
真ちゅう製のNバックルを約800c程まで熱し、純銀製の”銀ロー”で本格的に溶接をしています。
メッキ加工前に、Nバックルの正面を平らに磨きあげました。
こうする事で、メッキ加工後の光沢感、重厚間感が格段にUPします。
なめらかさ、重厚感、光沢、これが国産の職人のレベルです。
ベルトの革を取り付けた完成品です。
革はヌメ革なので、非常に丈夫で味わい深い表情になっていきます。
真ちゅう素材限定で作成したいとのご要望でしたので、1枚の真ちゅうの板から削り出してバックルを成形して行きました。
真ちゅう磨き仕上げなので、真ちゅう特有の経年劣化を楽しむ事ができます。 真ちゅうを彫刻機にて削り出し、成形した後に、お客様ご指定のロゴ、モチーフを手作業で刻印していきます。
上に見えるのが鋼製(日本刀と同じ材料)の刻印になります。
ロゴとモチーフが真ちゅうのバックルに刻印されたのが分かりますか?
お客様ご指定のオリジナルのロゴとモチーフを慎重に照らし合わせて作業を続けて行きます。
頂いたバックルの図面とも大きさ、バランスを照らし合わせ、確認作業を繰り返していきます。
奥に見えるのが、刻印を入れるプレス機です。
創業以来数十年使い続けている、弊社の大切な仲間のプレスきです。
これから、ウエストの曲線によりスムーズに取り付ける為に、曲線を付けて行くのですが、その前により滑らかな曲線を付けていくために、”なまし(金属を一度溶解温度すれすれまで熱し、金属を柔らかくする技術)”の工程を行って行きます。
刻印を入れた後、ベックルとしてウエストになじむ様に、曲線を取り付けて行きます。
少しの曲線なのですが、これが有ると、無いとでは、商品になった後のフィット感や、使い勝手に大きな影響がでてきます。
金属の曲げ型を上げると、真ちゅうになだらかな、カーブが付いていますね。
バックルの裏側に刻印を入れているのは、お客様の商品へのこだわりが見れますね!?
バックルとしての役目を果たす為に、”ピン”を取り付ける為に、バックル本体にその為のパーツを別途真ちゅうで作成し、ロー付け(純銀を使用した強度の高い溶接方法)をしていきます。
100ヶの注文の為に、1つずつ職人の手作業にてロー付けしていきます。
約800ヶ度まで真ちゅうを熱し、銀と真ちゅうを溶解し、溶接していきます。
真ちゅうのパーツを取り付け後に、弊社秘伝の”面取り/艶だし加工”を行いました。
この工程を挟む事で、商品に丸みをつけ、また、真ちゅう本来の輝きを持たせる事が可能になります。
バックルとしての役目を果たす為に、ピンを取り付けています。
この工程を経て最終的に完成形になっていきます。
お客様にお届けする前に、頂いたデザインを比較をし、最終確認をして納品になります。
沖縄で、オリジナルの革製品を扱っていらっしゃるお客様から真ちゅう製のオリジナルバックルのご注文を頂きました。
インターネットの発達のおかげで、遠方のお客様ともデザインのやり取り、金具の使用の説明等も非常にスムーズに進める事が出来る様になりましたね~。。 お客様ご指定のゴロを入れたベルト用のバックルです。 まずは真ちゅうご指定と言う事で、砂鋳物で作成させて頂きました。
今まで作成したバックルのデザインを元に、どの砂型をどの形に作成して行くのかを事前に職人達と打ち合わせてから製作に進みます。
この工程が商品の完成品のクオリティーを大きく左右して行きます。
頂いたデザインを元に文字の凹凸の具合、曲線の形状、様々な角度からバックルを眺め、触り、感じて行きます。
上から見たバックルです。お客様ご指定の”LLA”の文字が見えますか?? この角度からの”LLA”は、はっきりと、くっきりと見えますね!!
印伝屋さま完全オーダーメイド、ブランドオリジナル、特注真ちゅう製ベルトバックル金具
Original Metal Belt Buckle Fittings
山梨県にて400年ほどの長い歴史を持つ、甲州印伝屋さまから、完全オーダーメイド、オリジナルのバックルのご注文を頂きました。
あらゆるパーツが真ちゅう素材で日本製。全ての工程を日本の職人によって作成された、オールハンドメイドの国産のオリジナルバックルです。
手作りならではの温かみ、深み、味わい。そして光沢、艶やかさ、、さまざまな職人からのメッセージを感じることができる、雰囲気のある素晴らしいバックルに仕上げることができました。
全てのパーツが真ちゅう製です。
真ちゅうの板材を丁寧にサイズ、デザインごとに切断したり、削り出したり、まずは必要なパーツを素材から取り揃えていきます。
フライス、縦フライス、旋盤、彫刻機、、、様々な道具、技術を駆使して製作を続けていきます。
金属は削り出したり、切断すると、金属特有の”バリ”(ゴツゴツと角が出てしまう現象)が発生してしまいます。
それらを熟練の職人の手作業にて、大、小、丸、角、短、長、さまざまな形状のやすりを使い、取り除いていきます。
やすりを掛ける木製の台は数年、数十年と使いこまれ、さまざまなデザイン、形の商品に対応できる形に作りこまれていきます。
ベルトが通る部分のベルトループのパーツです。
板状の真ちゅうを削り出したあと、、印伝の革ベルトが通る幅に両端を曲げこんでいきます。
印伝さまのベルトループのパーツを曲げるためだけに、真ちゅうにて別途”曲げ型”も作成しています。(上部に見えるのが曲げ型です)
それぞれに用意したパーツを組み上げる工程に入ります。
電気溶接で仮止をし、次に強度があり、仕上げが綺麗なロー付け(純銀を使用した溶接方法)をしていきます。
仮止め後に、純銀を使用したロー付けで、本格的に溶接、接合していきます。
真ちゅうを約800cまで熱し、銀が溶け、真ちゅうが溶ける寸前を狙い溶接していきます。
このバックルの背面には、甲州に約400年の歴史をお持ちの印伝屋さんの屋号”印伝屋”が一つ一つ刻印されています。
上部に見えるのが、鋼製(日本刀の材料に使われるモノ)の刻印棒です。
一つ一つ丁寧に印伝屋さまの号を刻印していきます。
ベルト先端のパーツは、2パーツに分けて製作していきました。
溶接する前の段階で、先に正面に磨き加工を加えることで、溶接の組み立て後に通常は磨けない(光沢を出せない)部分にも、溶接後に輝きを持たせることが可能になります。
ちょっとした職人の熟練の技なんですね。
こうすることで、生地の段階では分かりませんが、完成品として、クオリティー、質感、光沢、まったく別次元の商品に仕上げることが可能になります。
次にメッキ加工をして、組み立ての作業に入ります。
バックルのピンの取り付けです。
バックルのピンも真ちゅうから、削り出し、全て手作業にて作成している為に、それぞれのパーツに個性があります。
組み立ての最終工程では、それぞれのパーツの相性を確かめながら、ガタつき無く、はめ込み、組み立てられるように、確認しながら取り付けの工程を行っていきます。
それぞれのパーツの相性を一つ一つ手作業にて確かめながら、丁寧に組み立て作業を行っていきます。
ながく職人をしていると、触っただけで、どこに、どんな調整が必要なのかが、自然とわかってくるんです。(よく0.1mmの薄さの違いが分かる、なんていう職人さんがいますよね”笑”、その感覚に似ています。)
組み立て後、傷は無いか、調子はどうか、バランス、長さは、角度、、、などなど、検品作業を兼ねての最終作業を行います。
表の面にも”INDEN-YA”という屋号が彫刻されています。
ベルト先端2つのパーツを先に磨き上げたことで、重ねあった部分の隅々まで、この光沢、艶感を作ることが可能になりました。
このバックルの質感、重厚感を作り出すことができるのは、やはり日本の職人の技、海外製の商品では、ここまでの商品を作り出すことはできないでしょう。
これから、印伝屋さまの方で、鹿革に漆を施した特殊なベルト用の革と最終的に組み立てられて、完成品になり、お客様の手元に届けられます。
400年も続く、印伝屋さまの、モノ作りに対する姿勢、考え方には、時間と手間を惜しまず、丁寧にしっかりと製作していくことがとても大切だと、モノ作りを通じ、いつも勉強させられます。
その他のバックルは:こちら
メタルハウスではお客様のイメージを形にできるよう心がけています。
世界で一つだけのオリジナル金具は手軽に作成が可能です。
*お見積もりの場合には手書きのデザインでも、写真でも構いません。お客様が作成したいイメージに簡単なサイズを入れてお見せください。
オリジナル金具作成を熟知した、メタルハウスの担当者が追って詳しい内容をお聞きいたします。
*オリジナル金具作成にご興味の方は、お気軽にご連絡ください。
(*メタルハウスから、モノ作りトータルコーディネートのお知らせです。)
メタルハウスでは、”オリジナル金具の製作”に合わせて、チェーンやフック、付属金具を含めた”金属小物の組み立て”や皮革製品の”縫製作業”、オーダーメイドの”完成品の製作”、”特注の記念品や贈呈品、プレゼント”まで、モノ作りのトータルコーディネートにて、お客さまの“アイデアやイメージを形にするお手伝いを始めました。”
金具の技術と、信頼関係のある縫製の技術を、声の届く距離に位置づけて組み合わせる事で、オリジナルのロゴやモチーフを刻印した、特注の靴べらや、キーホルダー、金属小物、オリジナル金具を付属したアクセサリー、革小物やベルトなど、“お客様のイメージしているアイデアやデザインをオーダーメイドの完成品まで自由に製作することができる”ようになりました。
詳しくは:こちらまで
”オリジナル金具の製作から”〜”オリジナルの縫製作業、付属金具を含めた完成品の製作”までご興味のある場合には、合わせてお話しください。モノ作りを熟知した、メタルハウスの担当者が追って詳しい内容をお聞きいたします。
お気軽にご連絡、ご相談下さい。
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