2017年10月10日
オーダーメイド・オリジナル・特注の手作りヒネリ金具の製作風景
オーダーメイド・オリジナル・特注のヒネリ金具の製作風景
Original Metal Turn Lock Fittings
バッグや靴、革製品のモノ作りが盛んな、東京の台東区にて爬虫類の革を中心にバッグや、小物を作成されていらっしゃる老舗のメーカーさまから、ハンドバック用の、真鍮製特注ひねり金具のご依頼を頂きました。
全てのパーツを手作業にて取り揃えていきます。
ひねられている真ちゅう製の鎖のように見えるの棒は、2本の真ちゅう製の丸線の材料を2本束ね、それを丁寧に手作業にてねじり上げ、縄目線を作成していきました。
ロット数が少なくても作成できる方法で、なおかつ、大量生産では作り出せない、立体感、奥行きのある網目模様を作り出せることができます。
お客様のデザインのサイズに合わせ、縄目線を切断した後、手作りの曲げ型にてUの字に絞り上げていきます。
簡単そうに見えるかも知れませんが、傷を付けずに金属を絞りあげるには、熟練の技が必要です。
ひねりの構造を作り出す他にパーツは、金属を削りながら成形していく、”挽きモノ”の技術にて、それぞれのパーツを作り出しながら、お客様ご希望のデザインに近づけていきます。
これから組み立て、溶接加工に移ります。
まずは、ひねり金具の本体となる部分と、縄目模様の線との位置を正確に決めて、純銀と真鍮を混ぜ合わせた特殊な強度の強いロー付け(純銀を使用した、強度があり、綺麗に溶接できる方法)をしていきます。
職人さんの手は、風格と歴史を感じられて、格好いいと思うのは僕だけでしょうか?
左手にプロパンガス、右手に商品の位置を微調整するためにステンレス製のピンセットを巧みに使い分けながら溶接を続けていきます。
真鍮と真鍮とをロー付けする為には、真鍮が溶ける寸前の800度前後、まで職人のカンを頼りに熱し、縄目線と本体とを絶妙なタイミングにて溶接していきます。
ロー付けが無事に終了した後に、真鍮が自然に冷めてくるまでの間、商品と商品とが正確にロー付けされたかを1つずつ確認し、次の工程に商品を進めていきます。
この時点で検品の作業を入れることで、完成品をより良いクオリティーのレベルにてお客様にお届けすることが可能になります。
溶接、位置決め、検品を無事にクリアした商品は、メタルハウスオリジナルの、面取り、艶出しの加工を1つずつ商品におこなっていきます。この工程を施すことで、金属特有のゴツゴツ感や、ゴリゴリとした感触や見た目を柔らかく、手触りの良い商品にすることができます。
全て真ちゅう素材の為、ナチュラルな雰囲気のブランドや、アンティーク調の商品には、このままでも十分使用できますね。
これから、お客様ご希望の光沢ニッケルメッキを加工していきます。
メッキ加工直後のひねり金具です。
宝石にも負けない輝きがあるのが、わかりますか?
これが、国産の、職人の技術です。
世界で一つだけのオリジナル金具は手軽に作成が可能です。
*お見積もりの場合には手書きのデザインでも、写真でも構いません。お客様が作成したいイメージに簡単なサイズを入れてお見せください。
オリジナル金具作成を熟知した、メタルハウスの担当者が詳しい内容をお聞きいたします。お気軽にご連絡ください。
*また弊社メタルハウスでは、牛革、豚革、爬虫類などの皮革製品の縫製作業、その他チェーンやフック、付属金具を含めた、”オリジナルブランド用の商品の製作までを一貫してトータル”にてお手伝いも可能です。
オリジナルのロゴやモチーフを刻印した、特注のくつべら、キーホルダー、金属小物、オリジナル金具を付属した革小物やベルトなども、お客様のオーダーメイドにて数多く手掛けさせていただいた経験がございます。
”オリジナル金具の製作から”〜”オリジナルの縫製作業、付属金具を含めた完成品の製作”までご興味のある場合には、合わせてお話しください。
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