2014年10月02日
オリジナルブランドロゴ、ネーム入り特注ホック、かしめ、ボタン、チャーム金具のオーダー
オリジナルブランドロゴ、ネーム入り特注ホック、かしめ、ボタン、チャーム金具のオーダー。メタルハウスでお問い合わせが多い金具のひとつが、オリジナルネームホック、ボタン、カシメ金具です。
ペットグッズブランド用に、オリジナルのロゴ入りホック金具を作成させて頂きました。
小ロットでオリジナルのホックや、カシメ金具を作成するのは非常に難しかったらしく、インターネットを通じて弊社の存在を知り、わざわざ本社までお越しくださいました。
僕らは、大きなロットの製作から、比較的手ごろな300ヶ程度の数量からの製作技術と職人を抱えていますので、お客様のご要望に応じて、製作方法を選択することが可能です。
今回は、小ロットの生産の為、フレクションにて作成。
真ちゅう製の板から、フレクションというプレス機を使用した製造方法で、一つ一つ文字に刻印し、次に丸型になるように抜いていきます。
プレス機にて打ち抜いたオリジナルホックの生地に、お客様ご希望の仕様に向けて、それぞれ必要なパーツをロー付けしていきます。
800cまで熱し、真ちゅうと銀とを結び付けていきます。
熱せられて赤くなっているのが分かりますね?
裏側に大カシメをロー付けし、秘伝の、面取り、艶出し加工をした直後の表情です。
個人的には、このナチュラルな真ちゅう独自の質感そのままの状態が僕の一番好きなカラーリングです。
お客様から頂いたデザインと照らし合わせながら製作を続けていきます。
確実にそして、着実に形に仕上がっていきます。
裏側に、大カシメ用のオスが取り付けてあるのが分かりますか?
今回は、本金メッキとニッケル光沢メッキの2種類です。
ペットの首輪に使用すると言うことでしたので、雨にあたっても変色しないように、透明なクリアラッカー(ワックスのようなもの)を加工して完成です。
シザーケースや、バッグ、小物のブランドを展開なされているお客様より、真ちゅうナチュラル仕上げのホックのご注文を頂きました。
当初は小ロットのフレクションの製法からスタートし、今は、1万個、2万個単位で製作する、別のプレスの製法にて生産をお手伝いさせていただいています。
小ロットの場合は、プレス加工で素材となる真鍮のホックの表面を抜き、作成していきます。
詳細は:こちら
今回はジャンパーホックを取り付けたいとの事でしたので、ご要望に合わせて、必要なパーツをロー付け(純銀をしようした、強度のある溶接方法)をしていきます。
銀色にキラキラと光っているのが、純銀です。
ホックのパーツとロゴ入りカシメが真ちゅう同士なので、強度のあるロー付(純銀を使用した溶接方法)けができます。
ロー付け直後のホックの表情です。
表面処理をし、数十時間をかけて、少しずつ面を取っていき、お客様がお求めになりたい丸みを作っていきます。
あまりに、良い表情だったので、アップでもう一枚。
真ちゅうナチュラル仕上げがご要望との事でしたので、変色防止のクリアラッカーのみを表面に処理しておきました。
世界的にブランドを展開をされている、アパレルブランドのKaonさまから、オリジナルホックのリピートオーダーを頂きました。
インターネットで、弊社の金具の技術、商品を気にとめてくださり、カオンさまとは、すでに数年のお付き合いになります。いつも生産者側の立場を考えての発注数や、納期をくださる、カオンさまのモノ作りには常に心地よく、感謝の気持ちを持ちながら、Kのマークの商品を作らせて頂いています。
少しですが、製造工程をお見せいたします。
ピンクゴールド加工、検針対応仕上げ (完成品)
まずは、数十トンもの力のあるプレス機を使い、真ちゅうの板材に圧力を掛け、ロゴを打ち、形を抜き、カオンさまご希望のデザインに形を成形し、基本となる生地を作成していきます。
21世紀にも関わらず、昔ながらの変わらぬ手作業。
80年以上のメタルハウスの歴史が証明するように、この方法が今でも一番お客様に喜ばれる最高の品質を作り出すことができる製法なんですね。
ロゴを刻印し、次に外枠を打ち抜きます。
メタルハウスにて、面取り・艶出し加工を施して、荒削りの生地に丸みを与え、商品に優しさと、メッキ加工の後に、より一層商品に光沢が出るように、下準備を施しています。
裏側の小さな2ケ所の丸い点は、職人さんが、カオンさまのオリジナルホックを洋服やバッグ、ジーンズ等の商品に裏側から取り付ける際に、Kのマークがしっかりと正面から見て、まっすぐに取り付けができるように、マークになります。 メタルハウスからのささやかな、モノ作りへの愛情です。
今回は大カシメとチャームの金具にしたいとのご要望でしたので、まずは、裏面に手作業にて、大カシメとチャームのパーツをロー付けしていきます。(純銀を使用した強度のある溶接方法)
ホックと、大カシメとオスのパーツが熟練の職人の手によって、一つずつ溶接の下準備がされています。
金具の表面は同じ型を使用しているので、当然同じデザインなのですが、メタルハウスの溶接の技術で、今回のように、ホックやチャーム、さまざまな用途に使用できるパーツを取り付けることで、型代を複数掛ける必要がなく、さまざまな用途にオリジナル金具を使用することが可能になります。
詳細は→コチラ
お客さまのさまざまなデザインに使用したり、商品の自由度を利かせる為には、やはり今でも、”手作業”、”手作り”が基本になります。
通常は商品の仕様、デザインごとに、型を作成しなければならないのですが、メタルハウスではお客様オリジナルの金具用に、1つの型を起こし、使用用途に応じたパーツを溶接(ロー付け)することで、何パターンものデザイン、仕様に作りかえることができます。
初期費用、型代の軽減、商品展開のバラエティーの拡充、お客さまのモノ作りへのご希望を考えたメタルハウスからの技術の提案です。
詳細は→コチラ
真ちゅうと銀とが溶ける寸前の約800c近くまで熱していき、ロー付け(溶接)していきます。裏返して溶接されている、カオンさまのホックが赤く、ピンク色になっています。
この800cの温度でないと、ロー付けができません。もちろん触ったり、一つ一つ温度計で測りながらとはいかない為、この溶接のタイミングは、全て職人の”感”、”経験”にゆだねられています。
次は、カオンさまオリジナルチャーム金具になるように、同じ型で作成した、生地の上部に、手作業にてリングを電気溶接にて仮止めしていきます。
ロゴの”K”の文字とバランス良くリングが取り付けられるように、確認しながら仮止めをしています。先ほどのホックと同じ型を使用しているので、当然ながら、正面は同じデザインです。
厚みは自由にできるので、掴みやすいように、チャームに関しては、ホックよりも薄く作成しています。
これからホックと同じく、ロー付けと言う純銀を使用した非常に強度の高い溶接をしていきます。
全てのデザインの溶接が終了し、ピンクゴールドのメッキをつける直前の段階です。 左から:チャーム、大カシメ、NO5ホック、NO1ホック、、。
正面のデザインはみな同じですが、使用用途が違います。
オリジナルの金具を作る為には、必ず最低ロットが発生しますが、メタルハウスでは、溶接するパーツをさまざまに変化させる事で、1つの型で、数パターンのデザイン、用途に振り分けることができます。
詳細は→コチラ
そうすれば、少しでもお客様の初期費用や、生産への負担が減りますよね。
純銀を使用した溶接”ロー付け”の後のホックとチャームです。 ピンク色に見えるのがKAONさまご希望の”ピンクゴールド”仕上げの見本です。
ピンクゴールドメッキ加工後の表情になります。 光沢、艶、重厚感、輝き、とてもクオリティーの満足できる、カオンさまの為だけのピンクゴールド製のカシメの完成です。
ピンクゴールド仕上げのチャームです。
お客様が商品を保管、必要なときに取り出しやすく、管理が簡単になるように、透明のフィルムに一つ一つ貼り付けて、納品いたします。
こうすることで、輸送、梱包、組み立ての際にもホックの正面に傷が付く事を防ぐことができます。
なんとも雰囲気のある、ピンクゴールドの金具に仕上げることができました。
頂いている図面と照らし合わし、最終確認をして納品となります。
(追記)
カオンさまのご依頼は、数量をまとめて頂けるので、作業性の向上を図るために、メタルハウスでは、別途打ち具も作成させて頂きました。
縫製メーカー、職人さんの方で金具を取り付ける際に、手際良く作業が可能になると思います。
オリジナルのロゴ・イラスト入りのボタンをポロシャツに使用されたいとのお話を頂き、真鍮製で、プレス機により作成させて頂きました。
まずは、頂いた図面と、商品サンプルとを照らし合わせ、確認作業を行っていきます。
今回は、金メッキ仕上げの、黒・赤のエポキシ仕上げになりますので、ボタンの表面には溝があり、メッキ後に弊社の職人により、一つずつ手作業でエポキシ樹脂を入れ込んでいきます。
お客様から頂いた色見本を元に、エポキシ樹脂を入れ込んだ直後のオリジナルボタン金具です。
直径1cm程の小さなメタルボタンですが、最上級の磨き仕上げ+24k本金メッキ仕上げの最高級のメタルボタンの完成です。
エポキシ樹脂を入れ込むことで、中央にありますお客様のモチーフが際立っていて、素晴らしいと再認識!
デザイナーさんが素晴らしいんですねー!
オリジナルホック、ボタン、カシメ、タグ、ネームプレート、、、。世界で一つだけのオンリーワン金具の作成事例、方法、手順、納期、型代、製作後の様々な型の利用方法についてはこちらをご覧下さい。
メタルハウスではお客様のイメージを形にできるよう心がけています。
世界で一つだけのオリジナル金具は手軽に作成が可能です。
*お見積もりの場合には手書きのデザインでも、写真でも構いません。お客様が作成したいイメージに簡単なサイズを入れてお見せください。
オリジナル金具作成を熟知した、メタルハウスの担当者が追って詳しい内容をお聞きいたします。
*オリジナル金具作成にご興味の方は、お気軽にご連絡ください。
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