2014年6月27日
オリジナル・オーダーメイド特注バックルの製作事例
オリジナル・オーダーメイド特注バックルの製作事例
メタルハウスでは、ブランド、デザイナー、印刷業、自動車産業、ノベルティー、さまざまな業種の方々からオリジナルの金具の製作のご依頼を頂きます。これからご紹介するバックルも、メタルハウスが得意とするオリジナル金具のひとつです。
初めてオリジナル金具を製作したいというお客様より、犬の首輪用にオリジナルのブランドネーム入りのバックルを作成したいとの依頼を受けました。
少量生産の為、もちろん国内で、手作りで生産させて頂きました。
まずは、金メッキ仕上げの完成品をお見せいたします。
お客様からは、原寸大の図面を頂き、後は、断面のデザイン等のご要望をお伺いして、生産に移ります。
今回は鋳物の生産方法の一つ、ラバーキャストで製作させて頂きました。
真ちゅう製の割りパイプを取り付けることで、首輪本体に接続部分の革がスムーズに動き、革を痛めず、長く使用することが可能になります。
ひとつひとつ丁寧に、気を配りながら組み立てていきます。
割りパイプがくるくると回る用になっているのがお分かりになられますでしょうか?
金メッキ加工後のバックルになります。
首輪ということで、雨、風からの腐食を防ぎ長く愛用していただける用に、金メッキ加工後に透明なワックスのような、”クリアラッカー”を付着させています。
東京の目黒を中心に製作、販売活動をなさっていらっしゃるお客様より、世界で1つのオンリーワン、オリジナルのロゴ入り、特注のバックルの依頼を頂きました。
今回は小ロットで、サイドにブランドネームを入れたいとのご要望でしたので、ラバーキャスティングと言う製法を用いて製作致しましたので、製作風景を少しお見せいたします。 ラバーキャスティング後に、別加工で作成したピンをメッキ加工前に取り付けます。
本体は亜鉛製、ピンは鉄製ですが、メッキを付けることで、商品の色合いに統一感を持たせます。
金古美(アンティーク調で、ブラッシング加工がされています)文字のみ黒いメッキが残り、文字がくっきりと見れるようになります。
ピン付の”ピンバックル”と、ピンなしの”Dカン”として使い分けるそうです。
完成品を想像しながら製作を致しますが、今回は想像以上に出来栄えの良い商品に出来上がりました。
北海道でブランドを展開なさっているお客様より、追加の真鍮製バックルの注文を頂きました。
製造工程をお見せしましょう。
まずは商品に合わせて、バックル様の真ちゅう素材を切断、カットする為に使用する刃を選定します。
まずは材料となる、真鍮のパーツを一つ一つ削りだしていきます。
パーツを揃えます。
手作業で一つ一つロー付け(銀を使用しての溶接)していきます。
それぞれのパーツをロー付け(純銀を使用した、強度の強い溶接)をしていきます。
真ちゅうが溶ける寸前の、約800度まで熱していきます。
真っ黒焦げになってしまいましたが、心配はご無用。当社秘伝の磨きの技で、焦げた薄皮を磨き取ります。
お客様指定の角度に折り曲げていきます。
これも全て手作業!
ちなみに上部の曲げる為の型も、手作りの真鍮製。
仕上がりのレベルを上げるために、バックルの両サイドを機械式のサンダーで、手作業で平らに仕上げていきます。
ピンバックルの為に、ピンも手作業で一つ一つ取り付けていきます。
メタルハウス秘伝の面取り加工、磨き加工を施した直後のバックル。
最近は、鍍金を施さずに、真鍮そのままで、経年劣化を楽しむお客様が増えています。 真鍮の色をそのまま維持したいというお客様には、磨き加工のあとに、クリア(透明)の塗装を施す事も可能です。
東京の靴メーカー様より、真ちゅう削りだしの丸ピンバックルの製作を受けました。
今回はどうしても60ケでとのお願いでしたので、価格は割り増しになりましたが、素晴らしい商品が完成いたしました。
真ちゅうから削りだして、形を整えていきます。
面取り加工済みです。
商品が丸いために、刻印の位置を出すのが非常に難しい商品です。
TYEと刻印されているのが分かりますか?
刻印に墨を入れて、分かりやすいようにしました。
お得意様のご要望に合わせて”曲げ加工”を施していきます。
地金の真ちゅうを磨いて、経年劣化を防ぐために、トソウを施します。
格好良いです!
モデルで俳優でいらっしゃる村上淳さま(僕ら世代では、通称村淳)から、shantiiオリジナルエンジニアブーツ用のバックルのリピートを頂きました。
やはり村上淳さんの影響力はすごいです。
真ちゅうの地金そのままですので、時間がたつにつれ、経年劣化が楽しめるバックルになります。
まずは、真ちゅう削りだし、生地仕上げの為に、今は真ちゅうの輝いた状態ですが、数年と使い続けると、味が出てくる、村上さま専用のピンバックルになります。
村上淳さんご自身で、メタルハウスに足を運んで頂き、ご指示頂いたとおりに、真ちゅうの板を削りだし、ブーツの曲線になじむように、バックルにも手作業で曲線を付けていきます。
メタルハウスにある、鉄の曲線を付ける道具です。
まずはバックルが平らなのが分かりますか?
真ちゅうを鉄の塊でつぶし、曲線を付けます。
村上さまのこだわりに出来る限る忠実に作成していきます。 少しのR(アール) そり、をつける事も、全て手作りです。
曲線がついたのが分かりますか?
次は、ピンバックルを作成するに当たり、必要な材料を、作業しやすい状態にしたところです。
曲線を付けた、ダブルピンバックル大と、シングルピンバックル小です。少し、正面を火であぶり、ロー付け(銀を使用した、強度のある溶接)しやすいように、段取りを組んでいきます。
すでに、渋い表情です。
バックルに、一つ一つ手作業で割りパイプを取り付けていきます。
全てそれぞれを、バラバラのパーツで組み上げることで、最終的に味のある、立体的な商品に出来上がります。
一つ一つをピンポイントでロー付け溶接をしていくので、丁寧に、順序よく配列していきます。
合計で200セットのピンバックルですが、職人の技で、おおよそ20~30分で仕上げていきます。
ピンポイントで、一番ベストな点を探しロー付けしていきます。
うすピンクに熱せられているところで、約800c近くになっています。
ロー付け、溶接加工後に、当社秘伝の面取り艶出し加工を納品前に施します。
ピカピカに艶やかになっているのが分かりますか?
少し銅が表面に浮き出て、ピンク色になっているバックルもあれば、金色に近く輝いている真ちゅうもあります。
ダブルピンバックル大とシングルピンバックル小のセットでいつもご注文いただいています。
遠方のお客様より、ベルト用にオリジナルのネーム、ロゴを入れたバックルを作りたいとの依頼を頂きました。
まずはメールにて図面を頂き、それを元に製造方法、型代、ロット、1ケ単価をお知らせ致しました。
製造していただきたいと、ご注文を頂いたので、まずは型を作り、ファーストサンプルを提出いたします。
図面と照らし合わせて、慎重に確認していきます。
ロットが少なかったので、今回もラバーキャストにて製造していきます。
ニッケルサテーナと言うメッキの仕様です。
ニッケルメッキをつけた後に、ブラッシングをして、高級感のあるサテーナを付けていきます。
ニッケルサテーナではなく、金サテーナも欲しいとの事でしたので、この通り。
世界に一つしかない、オリジナルのベルトバックルの完成!
これが、メタルハウスの技術です。
メタルハウスではお客様のイメージを形にできるよう心がけています。
世界で一つだけのオリジナル金具は手軽に作成が可能です。
*お見積もりの場合には手書きのデザインでも、写真でも構いません。お客様が作成したいイメージに簡単なサイズを入れてお見せください。
オリジナル金具作成を熟知した、メタルハウスの担当者が追って詳しい内容をお聞きいたします。
*オリジナル金具作成にご興味の方は、お気軽にご連絡ください。
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