2018年2月05日
オーダーメイドのブランドネーム入りメタルプレートの製作
オーストラリアからの、特注・オーダーメイドのオリジナルブランドネーム入りメタルプレート金具のご注文
Original Metal Nameplate with Original Logos
最近では、インターネットの普及と、デジタル技術の進歩により、写真、デザイン、仕様等の話を、メールやスカイプにて簡単に行う事が可能で、海外のお客様からも依頼が来ることが増えてきています。
今回は遥か遠いオーストラリアにて、ワニ革を使用したバッグメーカーさまから、オリジナルのロゴプレートの依頼を受けました。
お客様から頂いたデザインの上に、図面上ではデザインが簡単ではなかった為、デザインリクエストのピラミッドをネームの両サイドに配置して、確認をさせて頂きました。
まずは、イメージの意思疎通を図るために、基本的に写真と英語にてやり取りをし繰り返し、方向性、クオリティー、生産方法などを決めていきます。
頂いているデザインに対して、本体の部分の金具と、他の付属の金具のバランス等も考えながら、生産方法、製造方法、工程などのイメージを膨らませていきます。
フラットなネームプレートの上に、凸形のピラミッドを取り付けて、また、光沢のあるメッキ仕上げをご希望している為、それぞれの金具のパーツをそれぞれ別途作成し、後加工で取り付けして行く方向で製作していきます。
ピラミッド部分が凸形の形状なので、本体と一体で作成をすると、ピラミッドの周辺が丁寧に磨けなくなる為、完成時に、全体的なメッキのクオリティーが低下します。
今回のお客様は光沢メッキ、最高級のクオリティーがお望みとの事でしたので、本体部分の金具と、ピラミッドの金具の部分を、別工程で、バラバラにて製作していきます。
(本体の準備製作)
バッグに取り付けるネームプレートの為、裏面に割り足をロー付け(純銀を使用した強度のある溶接)していきます。
全てのプレート(今回は500枚)の同じ位置に足を取り付ける為に、正確に位置を鉄定規で、マーキングしています。
時代が変わっても、テクノロジーが発達しても、モノづくりに大切なものは、いつの日も変わらない気がします。
グレーの液体に800cの熱を加えると、主成分の純銀が溶け出し、真ちゅう製の足と、同じく真ちゅう製のプレートと接合接していきます。
バッグ本体にオリジナルのネームプレートを取り付ける為の、真ちゅう製の割り足を、丁寧に、決まった間隔で仮おきしていきます。こうする事で、バッグメーカーさまの作業に滞りがなく進めていく事が可能になります。
足とプレートを約800cまで熱し、まさに、溶接している瞬間です。
全て、手作業です。
分かりづらいですが、プレートの正面が磨き上げられ、光沢が出ているのが見えますか?
正面を磨き、その後にピラミッドを溶接することで、両パーツが一体では磨き上げられなかった部分まで、光沢のある、レベルの高い金具が作成することが可能です。
光沢ニッケル仕上げです。
海外発送、オーストラリア向けなので、オリジナルプレートの正面に曇り止めの、クリアラッカー吹き付けた、仕上げになっています。
ピラミッドの周りも、お客様オリジナルのロゴも綺麗に表現されていますね。
全体的にも、光沢感があり、ワニ革のバッグに取り付けられても、しっかりと、ブランドのイメージを主張えきる、立派な仕上がりにすることができました。
海外発送なので、一つずつ丁寧に、透明なテープで包装して、発送いたしました。
シンガポール、南アフリカ、オーストラリア、香港、ヨーロッパからも問い合わせや受注が増えております。
オリジナルホック、ボタン、カシメ、タグ、ネームプレート、、、。世界で一つだけのオンリーワン金具の作成事例、方法、手順、納期、型代、製作後の様々な型の利用方法についてはこちらをご覧下さい。
メタルハウスではお客様のイメージを形にできるよう心がけています。
世界で一つだけのオリジナル金具は手軽に作成が可能です。
*お見積もりの場合には手書きのデザインでも、写真でも構いません。お客様が作成したいイメージに簡単なサイズを入れてお見せください。
オリジナル金具作成を熟知した、メタルハウスの担当者が詳しい内容をお聞きいたします。お気軽にご連絡ください。
*また弊社メタルハウスでは、牛革、豚革、爬虫類などの皮革製品の縫製作業、その他チェーンやフック、付属金具を含めた、”オリジナルブランド用の商品の製作までを一貫してトータル”にてお手伝いも可能です。
オリジナルのロゴやモチーフを刻印した、特注のくつべら、キーホルダー、金属小物、オリジナル金具を付属した革小物やベルトなども、お客様のオーダーメイドにて数多く手掛けさせていただいた経験がございます。
”オリジナル金具の製作から”〜”オリジナルの縫製作業、付属金具を含めた完成品の製作”までご興味のある場合には、合わせてお話しください。
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