2017年10月23日
メタルハウスのオリジナル・特注・オーダーメイド金具製作の技術をご紹介
メタルハウスのオリジナル・特注・オーダーメイド金具製作の技術をご紹介
メタルハウスでは、お客さまのイメージやデザインを形にしていく時には、さまざまな技術や職人をつなぎ合わせて形を作りだしていきます。
まずは、そのなかの1つ。
金属を挽き(削り、切り)ながら、形を成形していき技術”挽きモノ”の技術にて製作した2点をご紹介。
1.西陣織柄オリジナルブローチ金具、2.特注ネームホルダー金具
それぞれがオリジナルで、完全オーダーメイドの特注金具です。
西陣織りの模様をモチーフにしたプレートのサンプル製作を”挽きモノ”の技術と職人とで行いました。金属ではカラフルな模様をつけることは出来ませんが、モチーフの柄をしっかりと凹凸を付けて作成していきました。
西陣という歴史と伝統のある商材とコラボレーションができることで、金具で培ってきた技術を集め、デザイン、西陣の柄に忠実に金具を表現できるように力を注いでいきます。
サンプルでしたので、手作りにて作成する必要があります。
今回は挽きものの技術の一つ、彫刻機を使用した彫刻の技術を使っていきました。
織物のデザインということで、金具の様に正確な直線で表現ではありません。そこで、角を柔らかく表現したり、厚みで凹凸(おうとつ)の変化をもたせることで、イメージに近づけていきました。
お客様ご希望のデザインに合わせて作成したサンプルの金具です。
西陣の帯の素晴らしい素材を使用して、バッグや、小物、さまざまな帯以外の商品にイメージを展開していくそうです。その際のモチーフとなる金具として使用してくれるようで、金具屋としても嬉しいかぎりです。
彫刻機にて形を削り出し、角を丸めたり、表面に艶が出ように加工した金具の表情です。
金メッキを付けていきました。
伝統的で、気品のある西陣織とどのようにコラボレーションできるのか楽しみですね。
2.ネームホルダー用に使用するオリジナル金具の依頼です。
本生産前のサンプルという事で、西陣の金具と同じく、挽きモノの技術を駆使し、全て真ちゅう削り出しで手作りで作成して行きました。
展示会や、ショップの店員、マスコミ・プレスの方々が良く利用なされる、ネームホルダー用の手作りの手カン金具です。
ネームホルダーと、首から掛ける革の部分を接合する金具です。
シンプルに見えますが、小さなパーツも含めると、6パーツ、そして、ロー付け(溶接加工)、磨き加工、メッキ加工、最後に組み立て加工と、さまざまな工程を経て、ようやくひとつのオリジナル金具が完成します。
おそらく、これだけ手を掛けたネームホルダー用金具は他で見た事がありません。
お客さまからの図面と照らし合わせて確認作業をして行きます。
ブラックニッケルサテーナという、黒メッキにブラッシング加工を施したメッキです。
”挽きモノ”の次は、ブランドのネームやモチーフを金具に打ち込んでいく”刻印”の技術です。
オリジナル・特注の刻印、素押し、焼印金具
Original Metal Stamp Fittings
牛や家畜の体に名前や番号などが焼印されているのを見た事がありますか?
たくさんのお客様より、金属にオリジナルのネームやロゴを刻印する”刻印金具”、革製品に焼印を入れる”素押し金具”の問い合わせが増えています。素押し、焼印金具とは、ハンドバッグや皮革製品に、ネームやロゴを入れる際に使用する金具のことを言います。
ハンコと同じように、真ちゅう製の板に文字を逆さまに彫刻していきます。アルファベットがさかさまに彫刻されいるのが、分かりますか?
左は、大きめのネームプレート。
右は、真鍮製の素押し金具です。(Paul Smith)
赤い朱肉で、試し打ちをして、文字の形状を確認します。
素押し自体は、annodominiと、さかさまに彫刻されていていますが、実際に素押しをすると、正常なロゴにて素押しされています。
某サッカーチームのサポーターグッズ用にオリジナルのロゴ・ネーム入りのチャック・引き手のご注文を頂きました。
オリジナルのネームを刻印するために、鋼製(日本刀に使用する材料)の刻印棒を作成しました。
熱伝導に優れた、銅製の素押し、焼印金具です。
今回のお客様は、左から”刻印金具”、”素押し、焼印金具”、”引き手・チャーム”のご注文を頂いております。
これも”素押し金具”ですが、ハンコと同じ原理で、やはり正面から見ると、文字は全て逆に彫っています。
ちなみにandonominiさまからのご注文です。
最近は、オリジナルのネーム、マークそしてロゴを金具に入れたいというお客様が大変多くいらっしゃいます。
少しですがお見せいたしますね。
鋼製の刻印棒を作成し、一つ一つ手作業で刻印を打っていきます。
メタルハウスにあり、さまざまな道具をセッティングし、さまざまなお客様のデザインや、形状に合わせて最適な方法にて作業を続けていきます。
クロコダイルの革でブランドを展開なされているお客様用のオリジナルチャーム。
これから表面を綺麗に磨き、光沢があり、深みのある金メッキをつけていきます。
この機械は、何トンものすごい力で、金属に刻印を打つことができます。
鋼製の刻印棒にて、打たれたブランドネームです。
成形の型では、側面にロゴは入れることができないので、職人によって後加工にて、別途刻印を入れていきます。
メタルハウスにてお客様に大変よろこばれている、クツベラ付きキーホルダー。
このキーホルダーになる部分にも、鋼製の刻印棒にて、ひとつずつロゴや、ブランドネームを刻印して、お客さまオリジナルの、オンリーワン金具にすることが可能です。
アルミニウム部分の靴べら部分に革を貼り付けることで、完成品の靴べらキーホルダーになります。
世界で一つだけのオリジナル金具は手軽に作成が可能です。
*お見積もりの場合には手書きのデザインでも、写真でも構いません。お客様が作成したいイメージに簡単なサイズを入れてお見せください。
オリジナル金具作成を熟知した、メタルハウスの担当者が詳しい内容をお聞きいたします。お気軽にご連絡ください。
*また弊社メタルハウスでは、牛革、豚革、爬虫類などの皮革製品の縫製作業、その他チェーンやフック、付属金具を含めた、”オリジナルブランド用の商品の製作までを一貫してトータル”にてお手伝いも可能です。
オリジナルのロゴやモチーフを刻印した、特注のくつべら、キーホルダー、金属小物、オリジナル金具を付属した革小物やベルトなども、お客様のオーダーメイドにて数多く手掛けさせていただいた経験がございます。
”オリジナル金具の製作から”〜”オリジナルの縫製作業、付属金具を含めた完成品の製作”までご興味のある場合には、合わせてお話しください。
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