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真鍮製、オリジナル・特注のひねり金具のオーダー。ひねる部分のデザインを丸から四角に変更したり、刻印を入れたりも自由に製作が可能。

Original Turn Lock Fittings

高級革のクロコダイルを使用したバックを製作されているお得意様より、真鍮製、ひねり金具のご注文を頂きました。真鍮から、旋盤（センバン）で削りだし、それぞれの部品を組み立て、ロー付けしていきます。

ヒネリの部分のトップパーツです。

海外の商品は、コスト競争のために、プラモデルの様に金型で一体にて製作することがほとんどですが、メタルハウスでは、金属パーツごとに職人が真鍮材を削り出して製作し、下準備の段階で、磨き仕上げを行い、ロー付け（銀を使用した溶接方法）して仕上がりの光沢をより素晴らしい商品に仕上げる工程を取ります。

あえて簡易的に一体では作らず、ばらばらの工程にてその都度仕上げを行うことで、最高級な金具を作り上げていき事ができます。こういった先代から引き継がれた工程を大切にすることで、他とは一味も二味も違う深みがあり、重厚感のある金具に仕上げる事ができます。

ヒネリの頭の胴体のパーツになります。

ヒネリの頭と胴体を別に作り、磨きをかけ、溶接しつなぎ合わせることで、メタルハウスでしか作成できない、異次元のクオリティーにてケリー金具を作成していきます。

ひとつひとつ、丁寧に職人の手作業にて、純銀を使用して、ロー付けを行っていきます。

熱の伝導を考え並べられた金具を、職人の長年のカンをもとに、摂氏８００度まで熱し、絶妙のタイミングでケリーの頭の２パーツを熔接していきます。ピンポイントにて２つの真鍮パーツをロー付けします。細く銀色に見える線は純銀製の銀ローで、真鍮同士を繋ぎ合わせるためだけに使用します。

均一に並べられ、均等に熔接されていく金具。生地を作る職人、熔接する職人、光沢を付ける磨きの職人、色つけのメッキの職人、組み立ての職人、、、、。

最高級の金具を作る為にメタルハウスでは様々な職人との長いつながりと信頼を元に金具を作成しています。

メッキ加工後の組み立て作業。

組み立て作業の型もオリジナルの金具に合わせてその都度、最適なモノを作り出して、調整を行います。金具屋で差が出るのは、こういう小さな治具（ジグ）や小道具を製作したオリジナルの金具に合わせて作れるかどうか。小さな調整ができるかどうかが大切になります。

組み立て後の最後の加工として、裏面のカシメをかなづちで、最終調整します。２１世紀になっても引き継がれる手作業の技。

ケリーバーキン金具は頭の部分をヒネリ、回す仕組みになっているので、頭の部分を丁寧に調整してから納品いたします。

ひねる部分のデザインを丸から四角に変更したり、刻印を入れたりも自由に製作が可能です。これから、丁寧に包装の作業に入ります。

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