2021年1月04日
熟練の職人から生み出される、オーダーメイドの金具や金属小物、アクセサリー
熟練の職人から生み出される、オーダーメイドの金具や金属小物、アクセサリー。メタルハウスと職人による作成風景
メタルハウスには、モノ作りを共に支える多くの職人達がいます。
金属を切る職人、打ち抜く職人、曲げる職人、穴を開ける職人、原型を作る職人、鋳物の技術を持つ職人、メッキ職人、縫製職人、革なめし職人、 、、
そのなかから、鋳物にてオリジナル金具を製作する職人を紹介していきます。
下町の工場に鋳造の名人がいます。
鋳物とは、溶かした金属を型に流し込んで作る金属の立体物のこと。アクセサリーやベルトなどに使う金属の部品から、動植物・人形・乗り物・建物・アルファベットなど、いろんなモノをかたどった金具を作り出す事ができます。
溶けた金属が冷めて固まると、多種多様な形が型から生まれてきます。
この技を支える名人は、鋳物の型の源となる原型=立体造形=も、鋳物の修復も、細やかな技術で何でもこなすことができます。
例えば、こんなに小さくても、お客さんが紙に描いてきたリスの絵も、巧みな指さばきで立体造形に仕上げてしまいます。
このミリ単位の細工を施してくれる職人、技がいることで、今の物作りは支えられています。
これらの立体造形は、リューターと呼ぶハンドドリルのような道具で亜鉛などの金属の塊を削りながら作られていきます。
ただ、平面を立体のモノに仕上げてみるとイメージが違ってみえることも。そのために、試作品を作って、お客さまに納得してもらうまで改良が続きます。
リューターの先には丸い刃、四角い刃、尖った刃、太い線の刃、細い線の刃、、、。
狙った形に合わせて刃をとっかえひっかえ使い分けて、細工を施していきます。リューターを操る指先から次々と形が生まれていきます。
注文によっては、熱に強いフッ化炭素樹脂でできたテフロンを削り出して、型を細工することも。今手に持っているのは、金属のライターケースの注文に応じて作った型。
こういったものも、挽き物屋さんに頼むことなく、微妙なアール(角度)などを調整しながらリューターを使って手作りします。
ここからは、鋳物を仕上げる工程。
職人が作った原型=立体造形=を型取りして作った、ラバーキャストという円盤状のゴム型が機械にセットされていきます。このラバーキャストを回転させて、遠心力を加えることで、細かな形状の鋳造が可能になります。
職人のまわりには、職人技を可能にするいろんな道具や機械が揃っています。
鋳造の機械にラバーキャストをセットしたら、溶かした亜鉛などの金属を流し込みます。亜鉛が解け始める時の温度は200℃。機械に流し込む時の温度は300℃。
危険が伴う作業が慎重に進められていきます。
この時は、ちょうど2ミリ程の「S」をかたどった部品を鋳造しながら、同時に小さなリングをインサート(取り付け)する作業が終わったばかりです。
目を凝らさなければ見えないくらい細かな作業がこの大きな機械で作られています。
ただ、こんなにわざと手間暇がかかった作業ですが、「小さな部品」ということで、値段は押さえられてしまうことが多い、職人泣かせの商品です。笑
再び職人の作業机。
ベルトのバックルのくぼみを消す作業をしています。ファーストサンプル作成後の確認に際に、「デザイン上くぼみがいらない」などの変更に対応できるのも職人の技ですよね。
ハンダを乗せて、リューターで削って磨き込めばくぼみは無かったことにできるんです。手間暇をかけて作った原型を一から作り直すのは、時間も掛かるし、サンプルのニュアンスも変わってしまうので、この修正が大切になります。
職人技ですね。
真鍮製オリジナル・特注のネームホック、カシメ、スタッズ、アクセサリーの製作。
ブランドイメージのアップには欠かせないオリジナル金具。メタルハウスでは、初めてオリジナル金具を作る方には、デザイン入稿、金型や原型製作、サンプル作成、そして、使用用途に合わせた製作方法のサポートなど、お客さまに安心してオリジナル金具を作って頂けるサポートも製作に合わせて行います。
経年変化=アジを楽しむことの出来る真ちゅう素材。ナチュラル志向のブランドやお客様に大変好まれています。
真鍮は加工もしやすく、そのままの状態でも、メッキ加工をしても上質な素材です。
オーダーメイド・オリジナル、特注金具のサンプル作り
How to make Original Fittings
メタルハウスでは、さまざまなデザインや、金具に特化した熟練の職人たちを抱えています。特に現品になる前の段階の”サンプル”を作成する技術は、長年の職人にしかできない特別な技術です。
お客様ご希望のデザインやアイデアをいち早く形に、お客様の情熱や、思いを形にする為に職人たちは日々作業台に向かい、道具たち、デザインたちと向かい合っています。
オリジナル・特注金具 サンプル作成風景
糸のこぎりで、お客様から頂いた図面を元に手作業で切り抜いていきます。
お客様から届いた図面がお分かりですか?
この作業の後にも、溶接、曲げ、絞り等の職人技がありますが、今回は省略!
オーダーメイドのロゴ入りオリジナルキーホルダーのサンプル作り。
レクサス等の革製品のお取り扱いのある、お客様より、オリジナルのキーホルダー金具のオーダーを頂いたので、少しですがお見せいたします。
まずは、左がオリジナル、右が当社でサンプル作りをした、商品です。上部の部分からカギをいれ、外側のリングのパーツをクルクルと回す事で、取り付け、外しが可能になります。
まずは外側と、内側のパーツを手作業で切り抜いたり、貼り付けたりし、パーツを取り揃えていきます。
まだまだ、商品の形が見えてきませんねー。
だんだんと、キーホルダーの形が見えてきているのが分かりますか?糸ノコギリというまさに、”糸”のようなノコギリで、形を作り出していきます。
だんだんと内側のパーツの形が見えてきましたね。
商品の外側をスムーズになる様に、手作業で紙ヤスリを使い整えていきます。
外側と、内側のパーツを合わせ、調子を見ていきます。
その他のキーホルダーは:こちらまで
その他の靴べらキーホルダーは:こちらまで
メタルハウスのサンプルの方は、周りにギザギザ模様があり、キーホルダーとして、外側を回し易いようにしてあります。
★ オーダーメイドでブランド特注金具やアクセサリー、金属小物を作りたい方は、プロフィールのメール📩よりご連絡下さい。 HP内では沢山の製作事例もご覧になれます。★
製作風景は: こちら
★ お見積もりの場合には手書きのデザインでも、写真でも構いません。お客様が作成したいイメージに簡単なサイズを入れてお見せください。★
*メタルハウスから、モノ作りトータルコーディネートのお知らせです。
メタルハウスでは、”オリジナル金具の製作”に合わせて、チェーンやフック、付属金具を含めた”金属小物の組み立て”や皮革製品の”縫製作業”、オーダーメイドの”完成品の製作”、”特注の記念品や贈呈品、プレゼント”まで、モノ作りのトータルコーディネートにて、お客さまの“アイデアやイメージを形にするお手伝いを始めました。”
金具の技術と、信頼関係のある縫製の技術を、声の届く距離に位置づけて組み合わせる事で、オリジナルのロゴやモチーフを刻印した、特注の靴べらや、キーホルダー、金属小物、オリジナル金具を付属したアクセサリー、革小物やベルトなど、“お客様のイメージしているアイデアやデザインをオーダーメイドの完成品まで自由に製作することができる”ようになりました。
詳しくは:こちらまで
”オリジナル金具の製作から”〜”オリジナルの縫製作業、付属金具を含めた完成品の製作”までご興味のある場合には、合わせてお話しください。モノ作りを熟知した、メタルハウスの担当者が追って詳しい内容をお聞きいたします。
お気軽にご連絡、ご相談下さい。
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